「食費を抑えたいけど、一人暮らしの自炊はコスパが悪い気がする」と思ったことはありませんか?
自炊は「かえってお金がかかりそう」「面倒くさい」というイメージがあるかもしれません。
この記事では「一人暮らしの自炊」は本当にコスパが悪いかどうかについて、自炊以外の食事方法と比較して解説していきます。
一人暮らしの方におすすめの食事方法や節約レシピも紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
記事の要点はこちら!
- 一人暮らしの自炊のコスパで重要なポイントは?
- 一人暮らしの自炊でコスパが悪くなる理由
- 自炊を行う際におすすめな節約方法を紹介
- 自炊のコスパについて、外食や他の食事方法と比較
- 一人暮らしの自炊におすすめな節約レシピ
皆が検索してるポイントはこちら!
一人暮らしの自炊のコスパでは、お金・時間・労力の3つを考えよう
- お金…食材だけでなく電気代や調味料にもお金がかかる
- 時間…準備や後片付けなどに時間がかかる
- 労力…献立を考える、調理を行うなど労力もかかる
一人暮らしの自炊のコスパを考えるときは「お金・時間・労力」の3点から見ていく必要があります。
「お金・時間・労力」のそれぞれの具体例について、1つずつ見ていきましょう。
食材だけでなく電気代や調味料にもお金がかかる
- 調味料:1,471円
- 電気代:約300円前後
自炊するにあたって避けられないのが調味料の購入です。
簡単な料理を1品作るだけでも、平均2~3品ほどの調味料を使用するケースが多いです。
政府統計ポータルサイトの統計局が公表している「2022年度 家計調査 単身世帯の1ヶ月の支出」によると、日本の一人暮らしの平均食費は月39,069円です。
食費のうち1,471円が調味料の費用という結果が出ています。
- 3合炊きの炊飯器…1,340円前後/年
- 電子レンジ…1,610円前後/年
さらに電気代について経済産業省の省エネ性能カタログ電子版(2023年2月1日)を見てみると上記の通りです。
省エネ家電の炊飯器・電子レンジ使用の場合なので、月に300円前後の電気代がかかると想定されます。
準備や後片付けなどに時間がかかる
自炊をする上で考えなければいけないのは献立の選択や食材の準備、そして食器洗いなどの後片付けの時間です。
特に面倒なのが食器洗いなどの後片付けです。
外食であれば後片付けは不要ですし、出来合いのお惣菜なら容器をそのまま捨てられます。
自炊の場合はフライパンや鍋、使用したお皿を洗わなければなりません。
口コミを見ても「食器洗いが面倒」という声が多いので、食器洗いに費やす時間も考慮すべきです。
献立を考える、調理を行うなど労力もかかる
- 献立を考える
- 食材を買いに行く
- 食材をカット・下処理をする
- 調理する
- 食器洗いやシンク掃除をする
自炊は調理だけでなく、献立の決定や後片付けなど一通りの工程を含むため決して楽な作業ではありません。
まずは食べたいものや自分が調理できるものを考えて、必要な材料を揃えるために買い出しに行きます。
そして食材をカットして火加減に注意しながら調理し、使った調理器具や食器を洗うまでが自炊です。
上記の口コミの通り、自炊における全ての過程を踏むのに労力がかかるのは言うまでもありません。
一人暮らしの自炊でコスパが悪くなってしまう4つの理由
一人暮らしの自炊で
コスパが悪くなる理由は?
- 食材を余らせてしまう
- 1食分の食材だけ購入している
- 毎回洗い物が発生するため時間や労力がかかる
- 毎日自炊を行い疲れてしまう
一人暮らしの自炊でコスパが悪くなってしまう理由は、食材を使いきれなかったり、1食分の食材だけを都度購入・調理するからです。
特に毎食の調理は毎回洗い物が出るので、自炊が疲れてしまう原因になりかねません。
ここからはコスパが悪くなる理由について具体的な対処法も紹介しているため、自炊をするか悩んでいる人は要チェックです。
食材を余らせてしまう
野菜やお肉を買った日は料理ができても、翌日は予定が入って料理できなかったなど、食材を余らせてしまうケースがあります。
- 食べきれる分だけ分量を考えながら買い物する
- 購入した食材の量に合わせた料理を作る
食材を余らせないような工夫としては上記の2点を考えましょう。
一人暮らしだからと少しずつ作るよりも、翌日も食べられる作り置きを意識すれば調理時間も節約できます。
1食分の食材だけ購入している
1食分の食材だけ購入するのもコスパが悪いです。
毎日買い物に行く労力がかかるだけでなく「ついで買い」の浪費リスクもあります。
ついで買いの浪費リスクとは「買い物に行ったついでにお菓子やジュースも買おう」という余計な買い物をするリスクを指します。
3日分をまとめ買いするなど、買い物に行く頻度を減らしたほうが節約できるでしょう。
毎回洗い物が発生するため時間や労力がかかる
自炊をすると食事のたびに洗い物が発生するので、時間と労力が奪われます。
ご飯茶碗・味噌汁のお椀・主食の皿・小鉢などの食器だけでなく、調理に使用した鍋やフライパンも洗わなければなりません。
おおよそ15分弱ほどの時間ですが、疲れているときに上記の全てをこなすのは労力を要します。
自分の時間が減ってしまう点にストレスを感じない程度の自炊を取り入れましょう。
毎日自炊を行い疲れてしまう
仕事から帰宅後、急いで調理するのは心身ともに疲れてしまいます。
献立の決定から後片付けまでの工程をこなすことは、自分の時間も奪われストレスに感じるかもしれません。
さらに毎日自炊が続くと「調理」自体が億劫になり大きな負担になってしまいます。
そのため、なるべく時間や労力とのバランスを考えて自炊しましょう。
自炊を行う際におすすめな節約方法を紹介
一人暮らしの自炊でできる
節約方法は?
- 調理がしんどい場合は外食やお惣菜を取り入れよう
- 作り置きを取り入れよう
- スーパーのセール情報や食材の安い時期を調べておこう
一人暮らしの自炊でできる節約方法として、作り置きを取り入れたりスーパーのセール情報を調べたりすると効果的です。
労力や時間の節約のために、ほどよく外食・惣菜・宅食に頼るのもおすすめです。
ここからは具体的な節約方法について、それぞれ紹介していきます。
調理がしんどい場合は外食やお惣菜を取り入れよう
自炊に気乗りしないときは無理をしないで、外食やスーパーのお惣菜に頼りましょう。
無理して調理する日が続くと、自炊を継続するのがストレスになる恐れがあります。
「スーパーで主菜だけ買ってご飯と味噌汁だけ作る」といったように、自分のコンディションと相談しながら自炊の範囲を決めましょう。
レシピサイトで簡単調理できる自炊レシピをチェック
毎回手のかかる調理はストレスになるので、10分以内でできる簡単な調理レシピをチェックするのもおすすめです。
たとえばクラシルは調理時間が短く簡単なレシピを動画付きで配信しています。
冷蔵庫にある食材でささっとおかずを作りたいときは、クラシルのようなレシピサイトを参考に調理すると良いでしょう。
洗い物をなるべく減らそう
- ワンプレートのお皿を使う
- 紙皿を使う
- 3日分などまとめて作り置きをする
洗い物を減らす方法として挙げられるのは、使うお皿を見直してみる・まとめて調理をするという方法です。
1つのお皿に全て盛り付けられるワンプレートのお皿を取り入れてみたり、洗い物をする体力がないときは紙皿を使用するのも良いでしょう。
食材の調理も何日分かをまとめて調理しておけば、まな板やフライパンを洗う回数が少なくなります。
作り置きを取り入れよう
作り置きを取り入れるのもおすすめです。
毎回、1食分ずつ調理をするのは時間も光熱費も都度発生してしまいます。
何日分かをまとめて作り置きし小分けして冷蔵・冷凍しておけば、いつでもレンジでチンして食べられます。
さらに小分けしてある食材よりまとめ買いのほうが安いため、節約にも繋がります。
スーパーのセール情報や食材の安い時期を調べておこう
スーパーのセール情報や食材の安い時期をリサーチしておくのも節約効果があります。
例えば「毎月29日はお肉の日でお肉20%OFF!」や「毎週お得な火曜市」などスーパーはお買い得情報をPRしています。
お得情報をしっかりリサーチしておけば、セール価格で食材を購入できるでしょう。
さらに旬の食材は価格が下がる傾向があるので、旬の野菜を取り入れた献立を考えると食材にかかるコストを抑えられます。
自炊のコスパについて、外食や他の食事方法と比較
項目 | 自炊 | 外食 | お惣菜 | 宅食 |
---|---|---|---|---|
お金 | ||||
時間 | ||||
労力 |
食費の設定方法について
- ※自炊…鶏モモ120g¥132・千切りキャベツ1人前¥16・ご飯1杯¥30・味噌汁1杯¥8(筆者の近隣スーパー4店舗での調査平均)
- ※外食…ジョイフル・からよし・大戸や・デニーズ・からしげのファミレス5店舗の唐揚げ定食の平均価格
- ※お惣菜…唐揚げ¥280(筆者の近隣スーパー4店舗での調査平均)・キャベツ¥50・ご飯¥133・味噌汁¥16(楽天ネットスーパー)
- ※宅食…ナッシュ・ワタミの宅食・食卓便の3社の1食当たりのおおよその平均値
上記「食費」の表の金額は、唐揚げ定食(唐揚げ4個・千切キャベツ・ご飯・ワカメ入味噌汁)を自炊した場合と、自炊以外で済ませた場合の比較です。
- 外食は労力や時間のコストを削減できるがお金がかかる
- お惣菜は安価ですぐに食べられる
- 宅食は栄養バランスに優れる&時間や労力を削減できるためおすすめ
自炊のコスパについては上記の3点を考えましょう。
単純な食費だけを見ると自炊がもっとも優れていますが、その分時間と労力が一番かかってしまいます。
無理なく自炊を継続するためには、外食やお惣菜、宅食サービスもときどき併用すると良いでしょう。
外食は労力や時間のコストを削減できるがお金がかかる
外食は席について注文するだけで自分の食べたい食事が出てきます。
食材の買い出しや調理時間、後片付けの時間も削減できるのでとても便利です。
しかし労力や時間を削減する代わりに、お金がかかる点がデメリットです。
節約するならなるべく外食は避け、月の利用回数を設定し自分へのご褒美として利用するのがおすすめです。
お惣菜は安価ですぐに食べられる
スーパーで販売されているお惣菜は、値段も安価ですぐに食卓に並べられます。
調理時間を省ける便利さがあり、疲れているときなど労力をかけずに食事が摂れます。
デメリットとしては、スーパーのお惣菜は保存料が入っている場合が多い点です。
栄養バランスも含めて原材料もしっかりチェックしましょう。
宅配食は栄養バランスに優れる&時間や労力を削減できるためおすすめ
「自炊の調理時間を抑えるために外食が良いけど、値段を抑えたい」「栄養バランスも摂れる食事をしたい」という方におすすめなのが、宅食サービスです。
宅配食サービスは調理済みのメニューが冷凍などで届き、レンジで温めてすぐに食べられる魅力があります。
宅配食の中でも特に人気なのがナッシュの冷凍弁当です。
ナッシュは糖質30g ・塩分2.5g以下の栄養価基準で作られた宅配食で、食べるときにレンジでチンするだけという手軽さも人気です。
60食もあるメニューは飽きが来ないため、長く続けられる点も高評価につながっています。
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以下の記事ではナッシュの口コミについて詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
一人暮らしの自炊におすすめな節約レシピを紹介!
- 生姜焼き
- かぼちゃの煮つけ
- おすすめレシピ3
一人暮らし向けのレシピサイトとして「クラシル」「クックパッド」が特におすすめです。
初心者でも簡単にできて、レシピ数が多いのも特徴です。
ここからは一人暮らしの自炊におすすめな簡単レシピを詳しく紹介していきます。
生姜焼き
材料
- 豚ロース (生姜焼き用) 200g
- (A)酒 大さじ1
- (A)しょうゆ 大さじ1
- (A)すりおろし生姜 小さじ2
- (A)砂糖 小さじ1
- サラダ油 小さじ2
- キャベツ 100g
キャベツは芯を取り千切りにします。 豚ロースはすじを切り半分に切ります。
ボウルに豚ロースを入れ、(A)を加えて混ぜよく揉み込みます。
フライパンにサラダ油を熱し2を入れ、中火で焼きます。焼き色がついたら裏返し、もう片面も焼いて火を通します。
STEP3を器に盛り付け、キャベツを添えたら完成です。
生姜は市販のチューブでも良いので、家にある調味料で簡単に作れます。
キャベツとご飯がすすむ定番レシピです。
かぼちゃの煮つけ
材料
- かぼちゃ 400g
- (A)しょうゆ 大さじ2
- (A)酒 大さじ1
- (A)みりん 大さじ1
- (A)砂糖 小さじ2
- (A)水 100ml
かぼちゃは種とワタを取り除いておきます。
かぼちゃをラップで包み、600Wのレンジで5分加熱します。
粗熱が取れたら一口大に切ります。
大きめの耐熱ボウルに(A)を加えてよく混ぜ合わせます。STEP3のかぼちゃを入れてラップかけ、600Wの電子レンジで5分加熱します。
器に盛り付けて出来上がりです。
鍋を使わずにレンジだけで、栄養満点のかぼちゃを美味しく調理できます。
色どりも良いので、お弁当のおかずにも最適です。
レタスチャーハン
材料
- ごはん 250g
- レタス 80g
- ハム 30g
- 卵 (Mサイズ) 1個
- ごま油 (卵用) 大さじ1
- (A)鶏ガラスープの素 大さじ1
- (A)しょうゆ 小さじ1
- ごま油 大さじ1
ボウルに卵を割り入れ、溶きほぐします。中火で熱したフライパンにごま油をひき卵を入れて炒め、火が通ったら火から下ろし取り出します。
レタスは一口大に手でちぎります。ハムは5mm角に切ります。
油を拭き取った1のフライパンにごま油をひき、2のハムを入れて中火で炒めます。ハムに火が通ってきたらごはん、(A)、1を入れて中火で炒めます。
全体に味がなじんだら2のレタスを加えて強火でさっと炒めます。
レタスがしんなりしたら火から下ろします。お皿に盛り付けてできあがりです。
調味料が3つだけという手軽さと、手でちぎるだけのレタスを使うので、所要時間は15分もかかりません。
冷蔵庫に余っている野菜やキノコ類を入れるなど、アレンジもしやすい簡単レシピです。
一人暮らしの自炊のコスパに関するよくある質問
- 自炊でかかるコストは食材費だけですか?
-
食材費以外にも時間や労力のコストがかかります。
- 自炊をする上でおすすめの節約方法はありますか?
-
おすすめの節約方法としては、レシピサイトで節約メニューを考える、スーパーのセール情報をチェックする方法などがあります。
- おすすめの自炊レシピはありますか?
-
本記事では時短できるおすすめレシピを紹介しているため、ぜひチェックしてみてください。
- 自炊がしんどい場合はどうすれば良いですか?
-
スーパーのお惣菜を買ったり、宅食サービスを利用するのがおすすめです。
一人暮らしの自炊はコスパ悪い?まとめ
一人暮らしの自炊はコスパ悪い?
まとめ!
- 自炊のコスパは金額・時間・労力を考えよう
- 自炊がしんどいときはお惣菜や宅食を利用しよう
- レシピサイトで簡単に作れる節約レシピをチェックしょう
一人暮らしの自炊は金銭面だけでなく、調理時間や労力もセットで考える必要があります。
もし献立がなかなか思い浮かばないときはレシピサイトなどを使って、簡単に調理できそうなメニューを考えましょう。
仕事などで疲れてしんどいときは無理せずに、栄養バランスの摂れる宅食サービスを利用する選択肢もあります。
毎日の自炊がストレスにならないよう、ぜひお惣菜や宅食も上手く取り入れてみましょう。
記事の要点はこちら!